院長のひとり言

脂肪肝について

今年も残すところ後4日になりました。年明けに大事な受験を控えている受験生の方々が多いと思います。

さて、今日は脂肪肝について呟いてみたいと思います。

脂肪肝は、肝臓の組織検査で、脂肪滴を伴う肝細胞が30%以上認められるものとされています。

脂肪肝の分類としては、肥満やアルコールの飲みすぎなどが原因の栄養性、糖尿病や甲状腺機能異常などが原因の内分泌・代謝性、副腎皮質ステロイドなどの薬剤性、炎症性腸疾患や毒物などが原因となる場合など、様々な機序があるとされています。

脂肪肝は、原因が取り除かれれば正常化するものが多いとされておりますが、脂肪肝にみえる患者さんの中に、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などの肝硬変から肝がんになる可能性がある病気が隠れている可能性があります。


当院では、血液検査と腹部エコー検査で、脂肪肝を含めた肝機能障害のcheckをすることが可能です。また、病状に応じて高次医療機関への紹介をさせていただきます。

脂肪肝が心配な患者様は、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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