潰瘍性大腸炎(UC)
潰瘍性大腸炎は、現在日本において20万人以上が罹患しておられ、大腸に連続性の腸のただれ(炎症と申します)を発症する病気です。
数か月以上にわたり、腹痛・下痢・血便・粘液便などの症状が持続して認められる患者さんで、大腸内視鏡検査あるいは注腸検査(バリウムによる)にて潰瘍性大腸炎に矛盾しない内視鏡像あるいは注腸像を呈し、感染症が否定され、生検病理検査で潰瘍性大腸炎に矛盾しない組織像を呈した場合に診断されます。
厚生労働省の難病に指定されている疾患であり、その発症において、原因が完全には未だに明らかにはされておりませんが、近年内科的治療法において、目まぐるしい進歩を認めております。
当院では、患者さんの病状に応じて、生物学的製剤・JAC阻害剤・α4インテグリン阻害剤などの治療、具体的にはレミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®、ステラーラ®、エンタイビオ®、オンボー®などの点滴・注射による治療、ゼルヤンツ®、ジセレカ®、リンヴォック®、カログラ®等の内服治療も施行させていただくことが可能です。