院長のひとり言

動脈硬化・糖尿病・痛風について(インフラマソームに関連した疾患)

おはようございます。コロナウイルスに加えて、インフルエンザも流行の兆しを見せているというニュースを聞きました。当院では、本日9時~12時のみ発熱外来をさせていただきます。発熱・咳・痰などの風邪症状がある方のみ、電話とアイチケットの予約制で診療をさせてただきます。尚、通常外来はさせていただいておりませんのでご了承くださいませ。

今日は動脈硬化・糖尿病・痛風発作などの機序に関係するとされている、インフラマソームについて呟いてみたいと思います。

インフラマソームとは、炎症性サイトカイン(炎症を引き起こすたんぱく質)の一つである、IL-1βに関わる細胞内のたんぱく質複合体であるとされています。

近年、痛風、糖尿病、動脈硬化、うつ病、関節リウマチなどの病気とインフラマソームとの関連が示唆されるようになりました。

今後、痛風発作・動脈硬化・糖尿病の治療に、IL-1βを抑えるようなモノクローナル抗体製剤(単一のサイトカインを抑える抗体製剤)が有効であるような研究がでてくるのではないかと期待しております。

当院では、動脈硬化の診断に、CAVI・ABI・TBIの測定や頸動脈エコー検査ができます。また、痛風発作の原因である高尿酸血症に対する血液検査と、食事指導ができます。糖尿病に対する診断治療・食事指導ができます。

動脈硬化・痛風・糖尿病が気になる患者様は、是非当院を受診いただければ幸いに存じます。

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