院長のひとり言

“甲状腺機能低下症” について

今日は、甲状腺機能低下症について呟いてみたいと思います。

甲状腺とは、頚部の気管軟骨の前面にある臓器で、甲状腺ホルモンを分泌します。

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下したり、作用不足によりおこる病態です。

甲状腺機能低下症は、甲状腺が原因の場合、下垂体が原因である場合、視床下部が原因である場合があるとされておりますが、乳幼児を除くと甲状腺が原因である橋本病が多いとされております。

症状としましては、甲状腺が腫れる、嗄声(声がかれる)、疲れやすい、嗜眠(放っておかれると眠り続けてしまう)、うつ、便秘、寒がり、肩こり、体重増加、乾燥肌、下腿浮腫(下腿がむくむ)、顔面浮腫(顔がむくむ)などがあります。

甲状腺機能低下症を疑う場合は、まずは血液検査で甲状腺ホルモンを測定します。

甲状腺機能低下症ではないかと思う患者様は是非、当院への受診をご検討いただきましたら幸いに存じます。

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