院長のひとり言

感染性腸炎について

おはようございます。そとを見ると、あられか氷か粉雪は分かりませんが、白い小さな塊がふっております。

さて、本日は感染性腸炎について呟いてみたいと思います。

感染性腸炎は、ウイルスや細菌による感染症であり、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、発熱、血便などがおもな症状となります。

夏には細菌性腸炎が、冬から春にかけてはウイルス性腸炎が多く発生するといわれています。

これからの時期は、冬はノロウイルスが、春はロタウイルスが流行するといわれております。ノロウイルスやロタウイルスは感染能力が高く、特にノロウイルスに関しては、ウイルスに感染した人の嘔吐物に含まれていたウイルスが、再び空中を漂うことで感染を引きおこすこともあるといわれております。

また、ノロウイルスやロタウイルスは、コロナウイルスと異なり、アルコール消毒が無効で、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が必要になります。次亜塩素酸ナトリウムは手指の消毒には使用できませんが、ドアノブ、手すり、床などの消毒に使用できます。

コロナウイルス感染は一向に収束する気配がないですが、これからの時期、感染性腸炎も増えていくことが推察されます。

下痢、悪心、嘔吐、腹痛、発熱、血便などでお困りの患者様は是非、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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