院長のひとり言

”敗血症”について

今日は“敗血症”について呟いてみたいと思います。

“敗血症”とは、“感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされる状態“と定義されます。

quick SOFAスコアという評価で、2点以上であれば敗血症を疑うとされております。

quick SOFAスコアとは,

  • 意識変容
  • 呼吸数22回/分以上
  • 収縮期血圧100mmHg以下

のうち2項目以上当てはまれば敗血症を疑います。

また、敗血症性ショックとは、急性循環不全により細胞障害及び代謝異常が重度となり、死亡率を増加させる状態であります。

病院で点滴をしても、平均血圧が65mmHg以上を保つのに昇圧剤が必要になったり、血清の乳酸の値が2mmol/Lを認めた場合に、敗血症性ショックと診断されます。

尚、平均血圧とは、(収縮期血圧ー拡張期血圧)÷3+拡張期血圧と定義されております(正常値は90未満)。

発熱、咳、痰、のどの痛み、鼻汁、腹痛、下痢、嘔吐、頭痛などの症状でお困りな患者様は是非、当院にご相談いただけましたら幸甚の極みです。

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