院長のひとり言

“高ナトリウム血症”について

本日は、【高ナトリウム血症】について呟いてみたいと思います。

高ナトリウム血症は、血液中のナトリウムが高い値を示す病態です(当たり前と思われるかもしれませんが)。

原因は、血液中の水分が失われる場合(水の摂取不足・尿崩症・汗のかきすぎなど)、血液中のナトリウムが過剰になる場合(ナトリウムの不適切な投与・薬剤性・原発性アルドステロン症・Cushing症候群など)があるとされております(ざっくり申し上げますと)。

症状は、腱反射の亢進、筋硬直、けいれん、昏睡などがあるとされております。

水分が失われる場合は、生理食塩水などの投与が必要になり、ナトリウムが過剰な場合は、利尿剤などを使用する必要があったり、治療は病態に応じて考えていく必要があるとされております。

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