院長のひとり言

”Hungry Bone症候群”について

今日は、クリニックの休診日です。”Hungry Bone症候群”について呟いてみたいと思います。

Hungry Bone症候群は、副甲状腺機能亢進症の手術治療後におこる合併症とされております。

術前に過剰となった副甲状腺ホルモンにより、骨吸収が促進して、骨塩量の低下が起こっているところに、副甲状腺の手術で、副甲状腺ホルモンが正常化あるいは低下することにより、骨形成へと代謝が傾き、低カルシウム血症になる病気とされております。

症状としては、低カルシウム血症によるテタニーや感覚障害とされております。重症になると、けいれんや心不全をきたすこともあるそうです。

Hungry Bone症候群がご心配な患者様は是非、当院あるいはかかりつけの先生(副甲状腺手術後でありましたら、主治医の先生)にご相談くださいませ。

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