院長のひとり言

“低リン血症”について

今日は、低リン血症について呟いてみたいと思います。クリニックは診療しております。

低リン血症は、血液中のリンという電解質が低下する病気です。

症状は、軽度の低リン血症であれば無症状であることが多いとされておりますが、高度になると、筋力の低下、不整脈、心不全、食欲の低下、意識障害などをきたすとされております。

原因としては、

①細胞の外から中への移動:Hungry bone症候群、Refeeding症候群、アルカローシス等

②腸管からの吸収不足:長期間の飢餓、活性化ビタミンDの不足、薬剤によるもの等

③腎臓におけるリンの喪失:副甲状腺機能亢進症等

   があるとされております。

治療は、原因となっている病態を治療すること、リンの内服薬、リンの点滴、リンを豊富に含む牛乳やヨーグルトの摂取などがよいとされております。

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