院長のひとり言

大腸CT検査について

今朝は岡山市は3℃です。今日は大腸CT検査について呟いてみたいと思います。

以前に呟いたように、国立がん研究センターのがん情報サービスによりますと、2019年のがん罹患数(がんにかかった患者さんの人数)は

男性 1位:前立腺がん 2位:大腸がん 3位:胃がん 4位:肺がん 5位:肝臓がん            女性 1位:乳がん 2位:大腸がん 3位:肺がん 4位:胃がん 5位:子宮がん                         総数 1位:大腸がん 2位:肺がん 3位:胃がん 4位:乳がん 5位:前立腺がん

がん死亡数(がんで亡くなった患者さんの人数)は

男性 1位:肺がん 2位:大腸がん 3位:胃がん 4位:すい臓がん 5位:肝臓がん           女性 1位:大腸がん 2位:肺がん 3位:すい臓がん 4位:乳がん 5位:胃がん            総数 1位:肺がん 2位:大腸がん 3位:胃がん 4位:すい臓がん 5位:肝臓がん

とされています。

ざっくり申し上げますと、男女合わせて、がんにかかった患者さんの数は1位が大腸がん、がんで亡くなった患者さんの2位が大腸がんという報告でした。

一般的に大腸を調べるには、大腸内視鏡検査が一番詳しい検査であると考えられますが、大腸内視鏡検査時に挿入痛みが強かったり、腹部の手術後で大腸内視鏡が挿入困難である患者さんが一定数いらっしゃいます。大腸CT検査(大腸コロノグラフィー検査)は、便潜血検査が陽性であった患者様、あるいは便潜血検査が陽性+以前に大腸内視鏡検査が挿入困難であった場合など、大腸がんが疑われる患者様が保険適応となりますので、そういった患者様は、大腸CT検査を受けていただくことが保険で可能です。(それ以外でも、自費診療で検査させていただくことこともできます。)

健康診断の結果で便潜血検査が陽性になった患者さん、以前に大腸内視鏡検査で痛みが強かった患者さんで、大腸CT検査を希望される患者さんは是非、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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