院長のひとり言

感染性腸炎について

感染性腸炎についてお話します。

感染性腸炎は、細菌、ウイルス、寄生虫などの病原体が小腸や大腸に感染することでおこる病気です。

夏には細菌性腸炎、冬から春にかけてはウイルス性腸炎が多く発生するとされております。

症状は、腹痛・下痢・嘔吐・発熱などです。

潜伏期が1日以内の原因菌は、ブドウ球菌、セレウス菌、腸炎ビブリオ、アニサキスなどがあり、3日以内は病原性大腸菌(腸管出血性大腸菌以外の)、サルモネラ、ノロウイルス、ロタウイルス、旋尾線虫などがあり、カンピロバクターは2~10日、腸管出血性大腸菌は2~8日、エルシニアは3~7日、腸チフス・パラチフスは10~14日といわれております。

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