院長のひとり言

胸部・腹部大動脈瘤について

本日は胸部・腹部大動脈瘤について、呟いてみたいと思います。

大動脈瘤とは、病的変化で、弱くなった大動脈の壁が広がった状態です。

胸部では、上行大動脈の径が径55mm以上、下行大動脈の径が65mm以上、腹部では大動脈の径が55mm以上になると、手術適応になるといわれております。

通常は無症状であり、胸背部痛、嗄声、血痰、嚥下障害、心不全兆候などが大動脈瘤と関連して出現している場合には、破裂が切迫している可能性があるといわれています。

破裂すると、高率に死に至る病気です。

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