院長のひとり言

『石灰沈着性頸長筋腱炎』について

本日は、『石灰沈着性頸長筋腱炎』について、呟いてみたいと思います。

『石灰沈着性頸長筋腱炎』は、急に発症する頚部の痛み、咽頭痛、頚部の可動域制限(首を回しにくくなる、前後に曲げにくくなる、左右に曲げにくくなる)、発熱などを主訴とする病気です。

頸長筋にイドロキシアパタイトが沈着することで発症するといわれております。

診断は、頚部単純CT検査で、環軸椎前面の石灰化、頚部造影CT検査で頸椎前面に造影効果を伴わない低吸収域を証明することが重要といわれております。

疾患として、咽後膿瘍との鑑別が難しいといわれております。

当院でも頚部単純CTを撮影することは可能です。

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