院長のひとり言

”動脈硬化症・心筋梗塞・狭心症の患者さんの食事”について

本日は、”動脈硬化症・心筋梗塞・狭心症の患者さんの食事”について呟いてみたいと思います。

動脈硬化症・心筋梗塞・狭心症の患者さんの栄養として、

  • 摂取エネルギーは、30~35kcal標準体重/日(肥満の患者様は、25~30kcal標準体重/日)
  • たんぱく質は、1~1.2g/kg(腎機能低下の患者様は、0.5~1g/kg)
  • 脂質は、エネルギー全体の20~25%
  • 食塩の摂取量は、1日7g/日以下
  • カリウムは1日3.5g/日以上(腎不全時は1.5g/日以下)
  • カルシウムは0.6g/日以上
  • マグネシウムは0.3g/日以上
  • 食物繊維は、1000kcalあたりの栄養摂取ごとに10g以上
  • アルコールは禁酒

といわれている報告があります。

以上記載させていただきましたが、実際に、患者さん個人個人の、1日の食塩摂取や1日のカリウム・カルシウム・マグネシウムの摂取量を測定するのは難しいと思われます。そのため、1~2か月に1回は、クリニックや病院に通院いただき、尿検査や血液検査で、現状の食事でよいか、改善したほうがよいかをご提案していく形がよいのではと考えております。

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