院長のひとり言

”腸閉塞”について

腸閉塞について呟いてみたいと思います。

腸閉塞は、イレウスという名前で呼ばれます。イレウスとはギリシア語のilleinが語源であり、Illeinは『ねじれる』という意味だそうです。

腸閉塞は、いろいろな原因により、腸管の内容物の肛門側への輸送が妨げられることにより生じる病態であるとされております。

腸閉塞は、機械的イレウスと機能的イレウスに分類されます。

機械的イレウスが、腸閉塞全体の90%で、機能的イレウスは腸閉塞全体の10%であり、機械的イレウスの60%は腹部手術後の癒着により発生し、10%は癌により発生するという報告もあります。

症状は、腹痛、嘔吐、排便・排ガスの停止です。

急激な腹痛、嘔吐、排便の停止がある患者様は是非、救急病院への受診をご検討くださいませ。

関連記事