院長のひとり言

“マグネシウムの多い食事”について

今日は、『マグネシウムの多い食事』について呟いてみたいと思います。

低マグネシウム血症は、血液中のマグネシウムという電解質が低下する病気です。

マグネシウムが低下すると、だるい、テタニー(手足の筋肉が拘縮すること)、うつ、昏睡、不整脈、食欲低下、腹痛、嚥下困難などがあるといわれております。

原因としては、小腸切除術後、腎臓の尿細管の再吸収が低下する病態(利尿剤内服など)、下痢、嘔吐、急性膵炎、栄養不良、慢性のアルコール障害(飲酒多飲)などがあるとされております。

血清のマグネシウムが低下する場合、経口的にマグネシウムを摂取したほうがよいと考えられます。

マグネシウムが多い食事としては、木綿豆腐が4分の1丁で130mg、そばが1人前100gで100mg、タコの足1本に83mg、なまこ2分の1匹に80mg、スルメ2分の1枚に68mg、ほうれん草80gに55mg、絹ごし豆腐4分の1丁に55mg、納豆1パック50mg、バナナ1本に38mg、ほかクルマエビ、大豆、干しエビ、カツオ、アーモンド、カシューナッツなどにも多く含まれているそうです。

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