院長のひとり言

【高尿酸血症と痛風】について

高尿酸血症と痛風に関して呟いてみたいと思います。

最近では、日本では高尿酸血症は成人男性の30%前後に、痛風は成人男性の約2%に認められるといわれています。

痛風(痛風関節炎)は、関節内にでてきた尿酸の結晶が起こす関節の炎症です。高尿酸血症とは、血液中の尿酸の値が高くなる状態で、痛風関節炎をおこしたり、長期的には痛風腎という腎機能障害をおこすことがあります。

プリン体の摂取、肉類や内臓類の摂取、飲酒、激しい筋肉運動、果糖の摂取、ストレス、肥満などが尿酸産生過剰や排泄低下を招く環境要因として知られています。

海外の研究では、アルコール摂取量が50g/日以上では、痛風の発作リスクが2.5倍となるとされているものもあります。

また、最近では高尿酸血症はインフラマソームというたんぱく質の複合体が関与し、IL-1βという炎症性サイトカインが中心となって引き起こされる自己炎症症候群の1つであることが分かってきています。コルヒチンは、痛風の発症の機序からも、痛風発作に有効性が高いと考えられる薬の1つであると、私は考えております。

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