院長のひとり言

“再生不良性貧血”について

今日は再生不良性貧血について呟いてみたいと思います。

再生不良性貧血は、骨髄の造血幹細胞が減り、それにより末梢の血液中のすべての血球が減少する病気です。

血液検査で、白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する、汎血球減少症という状態になります。

症状は、白血球が減少することにより感染症にかかりやすくなること、血小板が減少することにより、出血しやすくなること(出血傾向)、赤血球が減少することにより貧血になることが挙げられます。再生不良性貧血は、溶血、肝脾腫、リンパ節腫脹がないのが特徴といわれております。

当院では、再生不良性貧血の専門的な診断治療はできませんが、疑わしい患者さんを高次医療機関に紹介することができます。

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