院長のひとり言

インフラマソームについて

今日は動脈硬化・糖尿病・痛風発作などの機序に関係するとされている、インフラマソームについて呟いてみたいと思います。

インフラマソームとは、炎症性サイトカイン(炎症を引き起こすたんぱく質)の一つである、IL-1βに関わる細胞内のたんぱく質複合体であるとされています。

近年、痛風、糖尿病、動脈硬化、うつ病、関節リウマチなどの病気とインフラマソームとの関連が示唆されるようになりました。

今後、痛風発作・動脈硬化・糖尿病の治療に、IL-1βを抑えるようなモノクローナル抗体製剤(単一のサイトカインを抑える抗体製剤)が有効であるということが証明されてくるのではないかと期待しております(もしかしたら、もう証明されているのかもしれません、私が存じ上げないだけで)。

当院では、動脈硬化の診断に、CAVI・ABI・TBIの測定や頸動脈エコー検査をさせていただくことが可能です。

動脈硬化・痛風・糖尿病が気になる患者様は、是非当院を受診いただければ幸いに存じます。

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