院長のひとり言

脂肪肝について

今日は、【脂肪肝】について呟いてみたいと思います。

脂肪肝は、肝臓の肝細胞に中性脂肪が蓄積された状態をいいます。

脂肪肝の原因としては、肥満やアルコールの飲みすぎなどが原因の栄養性、糖尿病や甲状腺機能異常などが原因の内分泌・代謝性、副腎皮質ステロイドなどの薬剤性、炎症性腸疾患や毒物などが原因となる場合など、様々あるとされています。

脂肪肝には、脂肪が蓄積されただけの単純性脂肪肝と、肝炎を伴う脂肪肝炎があり、それらをまとめて脂肪性肝疾患と呼んでいます。

以前より、脂肪肝には、過栄養状態による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と、アルコールの飲みすぎによるアルコール性肝障害(ALD)による脂肪肝があるとされておりましたが、いずれも肝硬変から肝臓がんを発症するリスクが高く、近年アルコール飲酒の有無によらない、MAFLD(代謝異常に関連する脂肪性肝疾患)という概念が提唱されました。

当院では、血液検査と腹部エコー検査で、脂肪肝を含めた肝機能障害のcheckをすることが可能です。また、病状に応じて高次医療機関への紹介をさせていただきます。

脂肪肝が心配な患者様は、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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