院長のひとり言

下痢について

今年もあと5日となりました。今日は下痢を起こす病気について呟いてみたいと思います。

下痢は急性の下痢と慢性の下痢に大別されます。

急性下痢は、一般的に2週間以内の下痢を指すことが多いです。今の時期であれば、ノロウイルス感染症による下痢、春に近くなると、ロタウイルスによる下痢が多いとされています。

他は、夏場に多い細菌性腸炎や、機能性下痢(腹痛や腹部不快感を伴わない軟便・水様便を特徴とする持続性の下痢)、アレルギー性下痢(特定の食べ物を食べると下痢する)、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)の初期などが急性下痢の原因として考えられます。

慢性下痢は、4週間以上持続する場合の下痢を指す場合が多いです。

炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、慢性膵炎、すい臓がん、アルコール依存症、大腸がんなどが原因となります。

下痢でお困りの患者様は、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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