院長のひとり言

肥満症について

本日は肥満症について呟いてみたいと思います。

肥満とは‘’体脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積された状態’’であると定義されております。

体脂肪量を正確に判定する方法がないため、BMIが肥満の判定に用いられます。

BMIとは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)であり、例えば、身長160㎝で体重50㎏の方は、50÷1.6÷1.6で約19.5となります。

肥満症の定義は、BMIが25以上であり、特にBMI35以上を高度肥満症と定義されております。

BMI22の人の有病率(病気の人の割合)を1とした場合、BMI25では、高血圧が1.67倍、高中性脂肪血症が1.99倍、低HDLコレステロール血症が1.89倍という報告があります。

肥満症では、まず今の体重の3%のダイエットを目標とし、高度肥満症では、今の体重の5~10%のダイエットを目標にすべきとされております。

肥満症の患者様は、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの病気をすでに発症している方も一定数いらっしゃいますので当院を受診いただければ幸甚です。

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