院長のひとり言

喉のつかえる感じ、飲み込みにくさについて

喉のつかえる感じ、飲み込みにくさについて呟いてみたいと思います。

喉のつかえ感、嚥下困難感をきたす疾患としては、好酸球性食道炎、胃食道逆流症(逆流性食道炎・非びらん性胃食道逆流症)、食道運動機能異常(食道アカラシア、びまん性食道痙攣、ナットクラッカー食道など)、咽頭がん・喉頭がん・食道がん・甲状腺がん、脳卒中、パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、皮膚筋炎、筋ジストロフィー、全身性強皮症などが考えられます。

当院では、脳卒中や神経・筋肉の異常による嚥下困難感の診断はできませんが、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、食道造影(バリウム)検査、頚部超音波検査、CT検査などを適宜施行することで、嚥下困難の原因となる病気を診断できるように努めてまいります。また、脳卒中・神経・筋肉の異常による可能性がある場合には、高次医療機関にご紹介するようにさせていただきます。

のどのつかえる感じや、飲み込みにくさでお困りの患者様は、当院を受診いただければ幸いに存じます。

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