院長のひとり言

“虚血性腸炎”について

今日は虚血性大腸炎について呟いてみたいと思います。

『虚血性大腸炎』は、大腸に分布している動脈の血流の障害によって生じる、限局性の虚血性大腸病変であるとされております。

血管が原因である場合と、腸管が原因である場合があるとされており、血管側が原因である場合は、血栓・塞栓、動脈硬化、血管の収縮、循環不全などが、腸管が原因である場合は、腸管内圧の上昇(便秘、浣腸、大腸検査前の下剤など)があるとされております。

病変部位としては、脾彎曲、下行結腸、S状結腸に好発します。

腹痛、下痢、血便を認めることが多いです。

50歳以上の高年者に好発するとされております。

腹痛・下痢・血便でお困りな患者様は是非、当院受診をご検討くださいませ。

腹部エコーが診断のきっかけになる場合が多いです。

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