院長のひとり言

“貧血”について

今日は、”貧血” について呟いてみたいと思います。

貧血は、体中の血管の中の赤血球の量が足りない状態をいいます。

最も頻度の高い鉄欠乏性貧血が、ヘモグロビン濃度とよく相関するといわれており、ヘモグロビン濃度を貧血の診断に用いることが多いです。

貧血の原因には

①赤血球の産生の量が減ること

②赤血球が過剰に壊れること

③出血

があります。

①の中には、再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血など

②の中には、自己免疫性溶血性貧血、サラセミア、溶血性尿毒症症候群、播種性血管内凝固症候群、血栓性血小板減少性紫斑病など

③の中には、消化管出血、月経過多、外傷など

があります。

貧血の症状としては、立ちくらみ、頭が重い、疲れやすい、動悸、息切れなどがあります。

貧血ではないかと思われる患者様は是非、当院への受診をご検討いただければ幸いに存じます。

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