院長のひとり言

【好酸球性食道炎】について

好酸球性食道炎について呟いてみたいと思います。

好酸球性食道炎は、

  • 食道機能障害を示唆する症状がある
  • 組織学的に、食道内に15個/高倍率視野以上の好酸球浸潤がある
  • 食道内に限局する好酸球浸潤を認め、プロトンポンプ阻害剤による内服治療をした後も食道内に好酸球が存在する。
  • 食道内の好酸球増多の原因となるほかの疾患が除外できる

以上の4つを満たす病気であるとされております。

症状は、胸のつかえ、胸やけ、嘔吐、胸痛、嚥下障害などといわれております。

診断は上部消化管内視鏡検査が必須です。

当院では、富士フイルム社製の最新内視鏡を使用し、内視鏡下に組織検査をすることで診断することが可能です。また、食道造影検査(バリウム)検査を施行し、食道の嚥下・運動の状態を大まかに見ることも可能です。

好酸球性食道炎が心配な患者様は、当院を受診いただければ幸甚の極みです。

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