院長のひとり言

“胆道がん”について

今日は胆道がんについて呟いてみたいと思います。

胆道がんは、胆管がん(肝内胆管がん、肝外胆管がん)、胆のうがん、十二指腸乳頭部がんをあわせた癌です。

2019年の報告では、日本で22159人が胆道がんと診断されているそうです。

症状は、黄疸(皮膚や、目の白い部分が黄色くなること、尿が茶色になる)、右季肋部(右肋骨のすぐ足側のあたり)の痛み、体重減少などといわれております。

血液検査では、ビリルビン、ALP、γ―GTP、腫瘍マーカー(CEAやCA19-9)が、胆道がんの診断に有用である場合があります。

尿検査でビリルビン尿を認めると、胆道がんなどの肝胆道疾患を疑うきっかけになる場合があります。

胆道癌を疑った場合には、画像診断では、腹部超音波検査、腹部MRI検査、腹部CT検査などをまず初めに行うことが多いです。

当院では、血液検査・尿検査・腹部超音波検査・CT検査を施行し、胆道がんを疑う場合は、高次医療機関にご紹介させていただきます。

胆道がんがご心配な患者様は是非、当院でご相談いただきましたら幸いに存じます。

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